手術について

SURGERY

手術について

白内障をはじめに眼瞼下垂や眼瞼内反、翼状片、結膜弛緩症、眼瞼・結膜腫瘍の手術も日帰りで行います。
眼瞼痙攣や顔面痙攣に対するボトックス注射などにも対応しています。

日帰り白内障手術について

白内障の手術では、水晶体の一部を除去し、挿入した人工の眼内レンズで視力の回復を目指します。目の手術に不安を感じる方もいらっしゃいますが、手術は比較的短時間で終わり、基本的には日帰り手術が可能です。

白内障手術の流れ

  1. Step01

    切開

    黒目(角膜)と白目(結膜)の境界部分を約2.4mmの幅で切開します。​

  2. Step02

    水晶体を吸引

    水晶体表面の袋である水晶体嚢の一部に穴を開け、超音波で砕いた水晶体の中身を吸い取ります。​

  3. Step03

    眼内レンズ挿入

    残した一部の水晶体嚢に眼内レンズを挿入し、問題がなければ手術完了です。

手術後の注意事項

  • 眼の保護

    保護用眼鏡を装着し、目をぶつけたり無意識に触ったりしないようにします。

  • 運転

    基本的に手術後すぐの運転は禁止です。運転可能かどうかは術後の視力に応じて、こちらから説明させていただきます。

  • 入浴

    手術後約3日程度は、自分での洗髪をお控えください。美容院などで仰向けになりながら、目に水が入らない状態での洗髪は可能です。首から下にかけての通常の入浴は、手術翌日から可能です。

  • 運動

    手術後約1ヶ月程度は、激しいスポーツ(ゴルフ・テニス・水泳など)はお控えください。まずはウォーキングやストレッチなどから始めましょう。軽めの運動であれば、手術翌日から可能です。

眼鏡の調整も行いましょう

手術後に眼鏡が合わなくなる患者様もいらっしゃいます。手術から約1ヶ月程度は様子を見て、目の度数が安定してから眼鏡の作り直しを検討しましょう。
※早めの処方をご希望の場合は、当院にご相談ください。

眼鏡処方

他の手術について

眼瞼下垂手術について

眼瞼下垂の根本的な改善には手術が必要です。
手術時間の平均は片目が約30分、両目でも約60分です。入院の必要もなく、多くは日帰り手術となります。

手術方法について

当院では、下垂を治すだけではなく、なるべく自然な仕上がりになるように配慮しております。
※10~30才代で病的な眼瞼下垂を発症されている方はまれな為、当院では50~80才代の方に手術を行うことがほとんどです。

ボトックス療法について

痙攣の治療には、ボトックスという選択肢があります。ボトックスの注射により、神経の過剰な反応や筋肉の緊張が和らぎます。これにより、痙攣や収縮が抑えられ、症状の改善が期待できます。

手術方法について

現在、眼瞼痙攣で主流となっている治療法です。痙攣しているまぶたの筋肉にA型ボツリヌス毒素製剤(ボトックス)を注射します。A型ボツリヌス毒素製剤は痙攣の原因になっている神経の働きを抑え、筋肉の緊張を和らげることで症状を軽くすることができます。個人差はありますが、1回の注射による効果の持続期間はおよそ3~4ヶ月です。そのため、効果が無くなるたびに再投与する必要があります。稀に、まぶたが閉じにくくなるなどの副作用もありますが、そのほとんどが1ヶ月ほどで消失します。
「毒素」と言っても中毒症状は起こしませんし、ボツリヌス菌に感染するといった危険もありません。眼瞼痙攣の治療として1回に使用されるのは少量なので体への負担も少なく、治療時間も短いため、日常生活に組み込みやすい治療法であると言えます。

  • 硝子体注射について

    硝子体注射は、眼内に薬剤を直接注入し、疾患に対処する治療法です。特に抗VEGF薬は、異常時に眼内の血管の安定に欠かせないお薬です。治療により、血管の異常成長を抑制し、眼底疾患による視力の低下の予防が期待できます。